ポレが高校時代に書いて日の目を浴びるのことのなかったやつ
もしかしたら夏なのかもしれない、暑くて暑くて。
夢の話をしよう、君と僕の。
小さな小さな夢の話を。
sonhar
世界が滅びると言われ1年たったが、今日も平和です。
僕は正直信じてなかったけど、ほんとに隕石がやってきて地球が粉々になった。人間は月か、火星に住み移った。今は火星の日本村に住んでる。
地球に残る人もいたし、発展途上国は金持ちだけ宇宙に来た、権力のある国は金のない貧乏人を見捨てて、凡人からしか宇宙へこさせなかった。核を撃ち国ごと滅びる国もあった。
結局宇宙にきたのは、だいたい10分の6くらい。
生活は地球にいた頃よりは大変。
僕は宇宙へ来る前に人間の汚さを見た。
我先にと、男の大人は子供、妊婦さんを蹴飛ばし殴った。僕のお母さんは、宇宙船が発射直前にやってきたおじさんに押されて
地球に取り残された。
結局人間は、自分さえよければそれでいいと思ってる。
お母さんとそれ以来会ってない、きっと死んだ。
お父さんは、月で働いているから、火星にはあんまり来ない。
夢かもしれないけど、暑い、もしかしたら夏なのかもしれない。
君は公園に住んでた。
名前はわからないらしい。
ただいつも笑っていた。
いつもいるから、仲良くなった、僕に友達なんていないから。
ある日、君は僕に言った
「あまり近付いたら汚いよ」って、僕は気にならなかった。「なんで?僕は君が汚いとかどうでもいいよ、だって僕は君の友達だろ?」
僕達は、とっても仲が良かった。たくさんたくさんいろんな話をした。
星の降る夜僕達は、夢の話をした。小さな小さな夢の話を、君と僕だけの。
「僕は、赤い花が見たい!大きな美しい花が」
「愛が見たい、美しい美しい愛が」
君は笑っていたいつもより美しい笑顔で。
ゆめのなかじゃそれは、まだ地球にいる頃の話。
風を感じた。
君はどんな顔だっけ?
その日、火星は逆さまになった。
土は暖かいだろうか?いや、冷たいかもしれない。
幸せの意味を考えた。
大きく美しい赤い花が咲いた。
君は世界の中心にいた。
喉が焼けるように痛かった。
叫んで叫んで…
君は今幸せ?
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5年後のあとがき。
ゴミカスみたいな文だし設定もめちゃくちゃだし書きたいこと詰め込みすぎで訳わかんなくなってるけど、個人的にはとっても好きなやつ。解釈は人それぞれだから解説書いたりとかするのは嫌だから書かないけど、『その日、火星は逆さまになった』って文めちゃくちゃオシャレじゃない?私は好き。もうこんなふうに文字書きはして無いし何も思いつかなくなったけど、いつかまた趣味程度で書ければな……なんてね。